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記憶にも記録にも残したい担当さん

まだ手づくり市キャラバンが始動して間もない頃から
お世話になっていました某百貨店の催事担当さま。

不慣れなことばかりで、たくさんご迷惑をおかけしたと思います。

それでもいつも真摯に向き合ってくださいました。

寂しいことに部署が変わられて、一緒に催事をつくり上げることが出来なくなりました。

ですが、同じ百貨店内にはいらっしゃるので、温かく見守っていてくださるでしょう。

そんな某百貨店の催事担当さまよりお言葉を頂戴いたしましたので
許可をいただき、ここに残しておきたいと思います。

m.y.
以下、メールで頂いたお言葉です。

改めまして、先日の百万遍さん催事、本当にありがとうございました。
あっという間の一週間でした。
毎回、催事が終了すると寂しく感じますが、今回ほど強く感じた事はありません。
それほど、やはり僕にとりましては、宴席でも話したように、
年間の中で一番好きな催しであったわけです。

約2年半の催事担当の中で第1回目の百万遍さんの催事は、半年ほど経過してからの担当催事でした。
そのときは初めてということもあり、本当にわからないことが多く臼井さんにも電話しまくりました。
最初はどんな催しになるのか、提出された図面もそれまでに携わった催事とは全く異なる図面で、
加えて要領がつかめないのとで、右往左往することが多かったことを覚えています。

ところがいざ開店して最初の感想は、売場の奥まで何かワクワク感が漂ってること、
実際お客様が回遊されてること、会場全体に一体感があることです。

各お店の陳列も個性豊かにディスプレイされ、結果的には何も心配することは無かったわけです。
それまで私は、通路を広くとる、柱の周りには必ず什器を置く、など従来の形式に、
はめ込んだことばかり考えていましたが、「手づくり市というものはこういうものなんだ」
ということを学ばせていただきました。(あのギュッと感を)

その後は回を重ねるに連れ、装飾経費の関係で使用什器に制限的なものは出てまいりましたが、
改善すべきは改善し、いつの開催からか、臼井さんから提出された図面に対して社内や
装飾業者さんから「こんなに什器を使うんですか」と問われても、堂々と「百万遍さんの場合は
大丈夫です。ただの一本も無駄は出しませんから」と言い張って終わることとしました。
最初はどんなことでも不安でスタートするのはよくあるのだと思いますが、回を重ねるにつれ、
一番安心して迎えられる催事になりました。

百万遍さんの催事で勉強になりますのは、臼井さんのコーディネイトの良さと
みなさんのチームワークです。
動きが今一つのお店があったり、全体をテコ入れするために模様替えするときは
抜群の協力態勢で臨まれ、少し空きスペースが出来たら、トルソーを置いていろんな
出店者さんの商品をトータルコーディネイトしてディスプレイする、臼井さんの号令で
みなさん一つに動くということは本当に素晴らしいなと、これも学ばせていただきました。

出店者の方におかれましても、毎回素敵な商品を作っていただき、ありがとうございました。
みなさん本当に積極的に取り組んでくださり、ディスプレイにしてもオリジナルの什器持ち
込みや見せ方も創意工夫が満載で手づくり市ならではの良さを存分に見せてくださいました。
出店者同士のアットホームな雰囲気も最高ですよね。

当百貨店はモノの背景にある作家さんの思いやコトがらをお客様に体感していただく
ワークショップを開催していますが、このワークショップもお手間をかけて
ご準備していただいて本当にありがとうございました。

喫茶フクロウさんでのひと時は、何回味わってもいいものですね。
ホットでもアイスでもホットします。

特に今回は「桜」「桜カラー」というものにご賛同いただき、チラシ紙面はもちろんですが、
売場全体もテーマに沿った売場作りをしていただき、感謝申しあげます。
チラシの校正を進める中で、今回はいつもと違うんだということをアピールするために
宣伝に頼んで「創意工夫あふれる“桜”限定アイテムが集合」の文字を入れていただきました。
本当はもっと長い文章にしたかったのですが、結果的にはこのくらいでちょうど良かったように
思います。
校正が始まりますと短期間で連発してメールを送りつけ、申し訳ありませんでした。
でもテンポよくご回答いただきありがとうございました。

宴席でもお話ししましたが、百万遍さん催事の空気感は最高です。
喫茶フクロウさんでのひと時は、何回味わってもいいものですね。
ホットでもアイスでもホットします。

この催事がいつまでも続きますように、当百貨店の一員として私も努めたいと思います。
皆さま、本当にお世話になりました。
ありがとうございました。